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再読■京極夏彦■ヒトごろし [書]

再読■京極夏彦■ヒトごろし
●2022.03.23

先日より再読したかったが、勇気と根性がなく再読していなかったが、解決方法をみつけた。
勇気と根性がなぜ必要かというと、なんせ、重い。発売当初は読みたい一心で重くても持ち歩いて読んでいたんですけどね。
解決方法は

京極夏彦■ヒトごろし-4.jpg


文庫本を買った。
上下巻で分冊だし、重さも半分以下のはず。上下足すと厚さは変わらない様子ですが、持ち歩きには適度の重さになりました。

京極夏彦■ヒトごろし-5.jpg


以前の記事にも書いていますが、こちらの土方像は面白い。

https://sunshine25.blog.ss-blog.jp/2018-02-22

去年、映画『燃えよ剣』を観る為に司馬遼太郎の『燃えよ剣』を久し振りに再読し、そしてもう一度読み、京極・土方から司馬・土方に上書きしていた。映画も観たし、再上書きというか、読みたかっただけですが。2018年に読んでいるようなので、あれから4年。筋力も低下しているし、持ち歩き用に分冊はいいですねぇ。
最近読んでいたのは怖がりな癖に、読むのは好きなホラー系が続いていた。

2022.03.23■本7冊●1.jpg


2022.03.23■本7冊●2.jpg


手前4冊はホラー・ミステリーに分類されている類です。
内藤了のよろず建物因縁帳もこの『隠温羅』で完結しました。そして新しいシリーズ警視庁異能処理班ミカヅチ『桜底』も発売されました。『桜底』、これ面白いので、今後が楽しみです。
真ん中2冊は、井上雅彦監修の異形コレクション『蠱惑の本』、本にまつわった話のアンソロジー、『魍魎回廊』はホラー・ミステリーアンソロジーと銘打って、京極夏彦、高橋克彦と私の好きな作家2人が入っていたので購入。右の『ケミストリー世界史』はタイトル通りの化学の世界史というか成り立ちや歴史です。
今日のBGMは

RAVEL--DEBUSSY■The-Budapest-String-Quartet■弦楽四重奏.jpg

ブダペスト弦楽四重奏団『Debussy &Ravel Strings Quartets』と

Peter Gabriel■Security.jpg

Peter Gabriel『Securty』


文庫版 ヒトごろし(上) (新潮文庫)

文庫版 ヒトごろし(上) (新潮文庫)

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/09/27
  • メディア: 文庫



文庫版 ヒトごろし(下) (新潮文庫)

文庫版 ヒトごろし(下) (新潮文庫)

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/09/27
  • メディア: 文庫



隠温羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)

隠温羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)

  • 作者: 内藤 了
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/12/15
  • メディア: 文庫






ホラー・ミステリーアンソロジー 『魍魎回廊』 (朝日文庫)

ホラー・ミステリーアンソロジー 『魍魎回廊』 (朝日文庫)

  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2022/03/07
  • メディア: 文庫



蠱惑の本 (異形コレクションL)

蠱惑の本 (異形コレクションL)

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2020/12/09
  • メディア: 文庫



ケミストリー世界史 その時、化学が時代を変えた! (PHP文庫)

ケミストリー世界史 その時、化学が時代を変えた! (PHP文庫)

  • 作者: 大宮 理
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2022/02/02
  • メディア: 文庫



ドビュッシー&ラヴェル:弦楽四重奏曲集

ドビュッシー&ラヴェル:弦楽四重奏曲集

  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2012/10/03
  • メディア: CD



Peter Gabriel 4: Security

Peter Gabriel 4: Security

  • アーティスト: Gabriel, Peter
  • 出版社/メーカー: Real World Prod. Ltd
  • 発売日: 2010/09/28
  • メディア: CD



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sknys

作家がパソコン(ワープロ)で書くようになってから、長編小説が超長くなっちゃった。
分厚くて重い単行本は携行には不向き。
小野不由美の『屍鬼』(1998)を持ち歩いて読むのに難儀したなぁ。

バッグやポケットに入れても嵩張らない文庫本は軽便ですが、
皆川博子(92歳現役!)の文庫版『クロコダイル路地』(2019)は単行本上下(I・II)巻を合冊したことで逆に京極レンガ本みたいな「鈍器になる厚さ」になってしまった。
ピーちゃんが着想を得たマンディアルグの「ポムレー路地」はホラーかもしれませんが、
「鰐男」は18世紀の仏ナントと英ロンドンを舞台にした歴史ロマン・ミステリです。

P.S. ピーガブの〈I Have the Touch〉は「痴漢の歌」ですよね^^
by sknys (2022-03-24 20:34) 

華龍

●sknysさん、こんばんは。
そっかぁ、昔の“原稿”って写真を見ると、万年筆の手書きってありますね。手書きの長編って今から思えば大変ですね。吉川英治の歴史小説等はほぼ長編・・・。
そういや小野不由美の『屍鬼』って買って読み始めたけれど途中リタイアしたのを思い出した。文章がだめだったのかな?本棚のどこかであるはずなので時間がある時探してみよう。

ミステリーって色んなタイプがあるので迂闊に色々手を出すと大変な事になりそうですね。

ピーガブの〈I Have the Touch〉は「痴漢の歌」→考えてなかったから、笑ってしまいました。

by 華龍 (2022-03-28 01:41) 

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