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蔦屋重三郎■関連本 [書]

蔦屋重三郎■関連本
■2024.02.23

今年の大河ドラマ、面白く見ております。あの時代はあまりわからないので余計に面白く感じるのかもしれない。『源氏物語』も読んでいないのよねぇ。誰の訳本が読みやすいかしら。又気が向いたら探して読んでみようかと思っています。(昔漫画で読んでいるのみ)

今年のも面白いのですが、来年の大河も楽しみにしております。
蔦屋重三郎、江戸の版元ですね。

2024.02.23■蔦屋重三郎 戯作絵本●2.jpg


あまりにも後世に残る戯作者、絵師に関わっているので、嫌でも目に留まる名前でしたからね。以前より興味はありました。で、来年の大河ドラマにという事で色々な本が出ております。

最初、吉森大祐『蔦重』を読んだのですが、1日で読んでしまい物足りなくなり、他のを検索。で引っかかって増田晶文『稀代の本屋 蔦屋重三郎』を購入。

増田晶文■稀代の本屋 蔦屋重三郎●草思社文庫.jpg


一応、読み終わったのですが、登場人物や、戯作の作品名が多く、中々進みませんでした。増刊『歴史人』は少し前に購入していたので、人物相関図や別名等が掲載されていたので、それも確かめながら読んでいました。

2024.02.23■歴史人 人物相関図●1.jpg


なんせ戯作名が多く、これ、どんな本やねん?と多々思っていた所、偶々近所の本屋でちくま学芸文庫の『江戸の戯作絵本』をみつけて、即購入。
①と②を買ったのですが、3月10日に③が出るようです。表紙のタイトルが①は“戯”、②は“作”の文字が赤文字になっているので、③は“絵”なのかな?それだと4冊迄出そうですね。
『戯作絵本』は蔦屋重三郎版だけでなく蔦重の先輩鱗形屋孫兵衛版、鶴屋喜右衛門版も掲載しております。原文を読みやすく活字に替え、もちろん絵も付いており、解説もあるのでわかりやすいです。おかげで本筋の方の本に中々戻れない時も多々あります。

2024.02.23■戯作 江戸生艶気蒲焼●1.jpg


2024.02.23■戯作 江戸生艶気蒲焼●2.jpg


↑は山東京伝の代表作『江戸生艶気蒲焼』

メインの登場人物は
蔦屋重三郎:版元、狂歌師(蔦唐丸)
鱗形屋孫兵衛:版元
山東京伝:戯作者、絵師(北尾政演)、煙草屋(岩瀬醒、通称:伝蔵)
朋誠堂喜三二:戯作者(道陀楼麻阿)、狂歌師(手柄岡持)、武士(平沢常富)
恋川春町:戯作者、絵師、狂歌師(酒上不埒)、武士(倉橋格)
喜多川歌麿:絵師
太田南畝:狂歌師(四方赤良)、狂詩(寝惚先生)戯作者(山手馬鹿人)、武士出身(号は蜀山人)
勝川春朗:絵師(葛飾北斎)
幾五郎:戯作者(十返舎一九)
瑣吉:戯作者、読本作者(曲亭馬琴、滝沢馬琴)
東洲斎写楽:絵師、能役者の斉藤十郎兵衛(という説が有力)

時代は田沼意次時代~松平定信時代。
元々生まれは吉原(多分両親が吉原での仕事をしていた)だった。
始まりは先輩版元、鱗形屋孫兵衛の出していた『吉原細見』から入り、鱗形屋の失策により、入れ替わるように頭角を現し、通油町で「蔦屋耕書堂」という本屋を開き、数多の本を開板。
なので、黄表紙本、狂歌本、吉原で栄華を誇る時代から、寛政の改革で倹約時代に入り、当然の如く出版統制取り締まり対象となり、身上半減。起死回生を狙い、病(脚気)と闘いながら、短くも濃い人生を送った話です。



文庫 稀代の本屋 蔦屋重三郎 (草思社文庫 ま 1-4)

文庫 稀代の本屋 蔦屋重三郎 (草思社文庫 ま 1-4)

  • 作者: 増田 晶文
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2019/06/06
  • メディア: 文庫




歴史人12月号増刊 蔦屋重三郎とは何者なのか?

歴史人12月号増刊 蔦屋重三郎とは何者なのか?

  • 出版社/メーカー: ABCアーク
  • 発売日: 2023/11/28
  • メディア: 雑誌




江戸の戯作絵本 1 (ちくま学芸文庫 コ-10-22)

江戸の戯作絵本 1 (ちくま学芸文庫 コ-10-22)

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2024/01/13
  • メディア: 文庫




江戸の戯作絵本 2 (ちくま学芸文庫 コ-10-23)

江戸の戯作絵本 2 (ちくま学芸文庫 コ-10-23)

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2024/02/13
  • メディア: 文庫



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京極夏彦■鵼の碑 [書]

京極夏彦■鵼の碑
■2023.09.28

やっと出ました。

2023.09.28■京極夏彦 鵼の碑●1.jpg


待ち遠しかったですね。なんせ17年ですから。当然発売日に近所の本屋に行きました。
お約束の厚さも。

2023.09.28■京極夏彦 鵼の碑●2.jpg


本屋のお姉さんに「カバーどうします?一応巻けます。」と言われたので、鞄に放り込んで通勤するので巻いてもらいました。(お手製の京極本専用のカバーもあるのですけど。)
どこかのインタビューで読んだのですが、今回の発売に向けて書き直したそうですね。内容を読んで納得しました。前もって『百鬼夜行 陽』の「墓の火」と「蛇帯」も復習で読んでおきました。

2023.09.28■京極夏彦 百鬼夜行 陽●1.jpg


まだ発売間もないので内容は控えますが、皆さん元気に登場しております。
裏ページに次巻のタイトルが出ていましたね。
『幽谷響(やまびこ)の家』
ふふふっ。楽しみに待っています。

この本の話ではないのですが、少し前より司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズを読んでいます。全43巻あります。ちなみに43巻もあるとどれを持っているかわからなくなってくるので、こんなのを作っています。

2023.09.28■ 司馬遼太郎■街道をゆく 一覧表 地図付き●1.jpg


買い足すときはこれを本屋に持参する。
中々全部読み切れないし、この本を読んでいると、「あ、あれ、関係ありそうやから読んでみよう」と寄り道が多い。北海道紀行を読んだ後には「ゴールデンカムイ」を全巻読み直し、モンゴル紀行の後には「天馬の血族」を全巻読み直してしまった。(漫画の場合は一気読みしてしまう)司馬遼太郎さんが参考にしたという本も読んだりしているので、ほんっと中々全巻読み切れない。司馬さんが時代背景の為に参考にした石黒忠悳「懐旧九十年」も後世の人が読むだろうと想定して書いているので、貨幣価値もわかるように書いてあったので面白かった。まぁ昔の医療関係、軍医だったので、自慢話も多いですが。それとまだ買って読んでいないのですが、最澄の弟子の慈覚大師円仁の入唐紀行「唐代中国への旅」、これは読むのに時間が掛かりそうなので、他の本と並行して読みそうですね。

私の写真に定規持ちとして登場するショッカーですが、最近子分を仕入れました。

ショッカー6体■1.jpg








定本 百鬼夜行 陽

定本 百鬼夜行 陽

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/03/19
  • メディア: 単行本




懐旧九十年 (岩波文庫 青 161-1)

懐旧九十年 (岩波文庫 青 161-1)

  • 作者: 石黒 忠悳
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1983/04/16
  • メディア: 文庫




円仁 唐代中国への旅 (講談社学術文庫)

円仁 唐代中国への旅 (講談社学術文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/06/10
  • メディア: 文庫





S.H.フィギュアーツ ショッカー戦闘員

S.H.フィギュアーツ ショッカー戦闘員

  • 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
  • 発売日: 2013/07/13
  • メディア: おもちゃ&ホビー







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京極夏彦■書楼弔堂 待宵 [書]

京極夏彦■書楼弔堂 待宵
■2023.01.24

今月の6日に発売されました。

2023.01.24■京極夏彦 書楼弔堂 待宵●1.jpg


セールの初日だったので、帰りに買うのは無理だろうな。時間的にも体力的にも・・・と思い昼の休憩中にジュンク堂に行きました。発売日なのに、見つけられず、店の方に聞いてしまった。まだ並べる用意中でカートに乗っていたので、見つけられなかっただけだった。で無事購入。
でも、セールで体力消耗しているので、重いのを持ち歩いて読む勇気がなく、体力が少し回復してから読み出しました。面白くて、一気に読んでしまいました。今回の視点人物は幕末の武人と予想はついていたが、新選組の生き残り?斎藤一は警察官になっていたはずだから、甘酒屋の爺になる?いや、でも、かなりの使い手の様な感じだし、永倉新八は改名して北海道に移っていたはず・・・等と最後まで考えながら読んでいました。ま、途中私の想像していた人物が登場してしまい、最後まで「誰やねーん!!」とドキドキしながら読みました。

今回の表紙、私でも知っているオーブリー・ビアズリーの『ヨハネとサロメ』ですね。
1冊目の『破暁』は月岡芳年が出ていたので、芳年の『幽霊之図 うぶめ』。

2023.01.24■京極夏彦 書楼弔堂 破暁●1.jpg


今回はイラストレーターが登場するからビアズリーだったのかしら。
それと、2冊目『炎昼』、話に出てくる『小公子』だろうとは予想できるのですが、描いたのは誰だろう?と思い検索してみたのですが、結局『小公子』の昔の本(検索したら和綴じの写真が出ていた)で同じ構図のはあったが、この本の表紙の絵はわからず仕舞いでした。

2023.01.24■京極夏彦 書楼弔堂 炎昼●1.jpg


この書楼弔堂のサイトがあるのですが、
『書楼弔堂』シリーズ
https://lp.shueisha.co.jp/tomuraidou/index.html
これによると、このシリーズは、朝、昼、夕、夜となっているとの事。
本の流通や状況などをテーマにしているらしい。
『破暁』は明治20年代半ば。
『炎昼』は明治30年代
『待宵』は明治30年代後半
次の夜で明治40年代の今の本の流通状況に近くなる様子。
次のは楽しみですが、これで終了するのは寂しい。

2023.01.24■京極夏彦 書楼弔堂●1.jpg


面白い本は何度も読みたいので、持ち歩き用に文庫も購入しています。文庫の装丁も結構好きです。
『待宵』を読み終えたら、また最初の『破暁』から読み返しています。

2023.01.24■京極夏彦 書楼弔堂 文庫●1.jpg


上記のサイトに載っていたのですが、今回の『待宵』の視点人物、『ヒトごろし』に登場していたようなので、『ヒトごろし』もまた再読します。(何回でも読んでしまう)







文庫版 書楼弔堂 破曉 (集英社文庫)

文庫版 書楼弔堂 破曉 (集英社文庫)

  • 作者: 京極夏彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/12/22
  • メディア: Kindle版




文庫版 書楼弔堂 炎昼 (集英社文庫)

文庫版 書楼弔堂 炎昼 (集英社文庫)

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: 文庫











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内藤了■LAST FIND [書]

内藤了■LAST FIND
■2022.11.25

11月22日に発売された内藤了さんの新刊2冊

内藤了■LASTとFIND.jpg

 
『LAST 東京駅おもてうら交番 堀北恵平』
『FIND 警察庁特捜地域潜入班 鳴瀬清花』

堀北恵平シリーズの最終巻と新シリーズの2冊同時発売でした。
両方とも内藤さんお得意の女性警察官の話です。
発売されたばかりなので内容が書けないのが残念ですが、
恵平(けっぺい)ちゃんシリーズのラストが・・・・「まさか・・・そうだったとは・・・」と思ってしまいました。これは最初から読んでいると登場人物に愛着もあり、あればあるほど複雑な心境になり、唸ってしまう内容でした。
新シリーズは潜入といっても地域に潜入です。今回は簡単に言えば山に潜入ですね。柳田國男や京極夏彦を読んでいると何度も出てくる、昔は居た山の民にも関するお話でした。(さすがにこれではネタバレにはならないかと)。
新シリーズの地域に潜入、今後も楽しみな内容です。
内藤さんの話は怖い内容が多いのですが、主人公含め主人公の周りも温かい人柄が多く読みやすくなっています。
内藤さんのお話は京極夏彦さんと同じで、面白く一気に勢いで読んで、再度確認の様に読み返してしまいます。今回はまだ一気読みでしたが、読み返します。シリーズ物は読んでいると何か引っかかりがあると既読の物も読み返したりするのよねぇ。まぁそれが楽しみでもあるのですが。
ネタバレが書けないので、紹介のみですが、面白いです。

最近、胃の調子が悪く(父の家系は胃が弱く、私も胃潰瘍は持病みたいなもの)、いつもの昼食の弁当を食べている時にヤバいと思い、久し振りにお粥生活を覚悟し、サーモスのスープジャーを買ってみました。安価なスープジャーは昼頃には冷めていると聞いていたので、高いけど信用できるサーモスにしました。
サーモス■スープジャー.jpg


朝、温かいご飯にスープをかけておくと、昼頃食べごろのお粥(洋風味ならリゾット?)が出来ているとどこかで読んだので、試してみました。朝からバタバタするのは嫌なので、スープは夜のうちに作っておき、冷蔵庫で保存。朝温めて温かいご飯にかけて持っていきました。バッチリ食べ頃のお粥でした。今は調子が悪いので全部は食べ切れず、というか少量ずつの方が胃に負担がかからないので、夕方の休憩時に残りを食べたのですが、夕方でもまぁまぁ温かみが残っていました。栄養面も考えてみじん切りにした肉野菜入りスープがお薦めです。
購入時、専用のスプーンセットも買っていたので、容器に合わせた形状の物で使いやすかったです。本当は楽天でポーチとスプーンもセットの物が売っていたのですが、急ぎで必要だったのでエディオンでジャーとスプーンは購入し、帰りの電車でポーチだけ別にネット購入しました。(ポーチがあった方が保温性も良く、容器に傷がつきにくい)
すごく良かったのでお薦めです。保温性の高いものなので、色々な用途に使えると思います。

今日のBGMは

藤原真理■J.S.BACH 無伴奏チェロ組曲 全曲.jpg


藤原真理『バッハ:無伴奏チェロ組曲』
このCDは後日紹介しますね。















バッハ:無伴奏チェロ組曲

バッハ:無伴奏チェロ組曲

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 1990/01/21
  • メディア: CD







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司馬遼太郎■街道をゆく 42■三浦半島記 [書]

司馬遼太郎■街道をゆく 42■三浦半島記
■2022.08.12

先日久し振りに司馬遼太郎の『街道をゆく』を買った。

司馬遼太郎■街道をゆく 42■三浦半島記.jpg


司馬遼太郎 街道をゆく
https://publications.asahi.com/kaidou/

きっかけは、お気に入りの岡田君の出演する「新 街道をゆく」の放送があるという事だった。

2022.08.06■新街道をゆく●三浦半島記-2.jpg


昔(多分30代の頃)『街道をゆく』を買って読んだのだが、その時はハマらなかったので、それ1冊で買い足していなかった。が、いまだに気にはなっていた。
今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ももちろん見ているのですが、この時代の歴史ってあまりよくわかっていない。昔、永井路子『北条政子』と奥州の藤原氏関係を何冊か読んだ位。それと個人個人の逸話程度なので、鎌倉幕府はよくわからず大河ドラマを見ていた。人気のある義経に関しては、全く興味がわかない。藤原秀衡関係の本で出てきたので、ちょいと知っている程度。(何年か前の大河ドラマの「義経」も見ていない)

2022.08.12■鎌倉殿の13人●1-2.jpg


鎌倉殿の13人
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/

そうそう今年の大河の藤原秀衡役は田中泯さんだった。「新 街道をゆく」の司馬遼太郎さんの文章ナレーションも田中泯さんでした。いい声ですね。岡田くんの声も好きですが、田中泯さんの渋さは格別です。
そういえば岡田くん主演の『永遠の0』、あの映画で必ず泣いてしまうのが、田中泯さんの回想シーン。
姿といい、声といい、田中泯さんはカッコいいですね。
そういえば、教授もコラボしていた。

三浦半島について読んだり見たりしたら、大河ドラマももう少しわかるかもしれない。
という経緯です。
流石は司馬遼太郎さん、細かな経緯を色んな方向から詳しく記されています。大河ドラマを見ていたので『街道をゆく』で登場する人物もほぼわかっていたので、かなり面白く読めました。地理的なことは「新 街道をゆく」で映像も見たし、いい感じで大河ドラマ後半が見れそうです。

『北条政子』も出してきたので、もう1回読み直すか。
特に後半は政子が活躍しそうなので予習ですね。

永井路子■北条政子■角川文庫-1.jpg


永井路子■北条政子■角川文庫-2-2.jpg


かなり黄ばんでいたので、いつのかと確認したら、昭和54年発行の分でした(古本)

『街道をゆく』はこれから買い足していくつもりです。多分、順不同で自分が気になった地方から選ぶつもりです。



街道をゆく 42 三浦半島記 (朝日文庫)

街道をゆく 42 三浦半島記 (朝日文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/05/07
  • メディア: 文庫








北条政子 (文春文庫)

北条政子 (文春文庫)

  • 作者: 永井 路子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1990/03/10
  • メディア: 文庫







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坂本龍一■新潮2022年8月号 [書]

坂本龍一■新潮2022年8月号
●2022.07.08

今回はgetしました。

新潮■2022年7月号 8月号.jpg


倍以上の値段をした7月号と今回発売日にgetした8月号。
7月号は届いてからしばらく読む勇気はなかったのですが、やはり読みました。
7月号は現在の病状の報告もありました。
この連載はやはり“死”を意識し、過去の振り返りもあったようです。
実際はインタビューを元に構成されている文になります。読んでいて、教授の言葉を忠実に構成しているのだろうと感じました。
私は坂本龍一の音楽が好きですが、社会活動や考え方に同調しているのではないです。が、やはりこの人の物事のとらえ方や感じ方は面白いとは思います。
過去の振り返りなので、音楽の制作時の考えていたことやエピソード等もあり、面白く読みました。連載回数は何回を予定しているのかはわかりませんが、楽しみに読みたいと思いました。
先月号が書店で買えなかったので、今回は予約しました。
前記事のコメントでsknysさんが山田風太郎の「あと千回の晩飯」の事を書いていたので読みたくなり、職場近くのジュンク堂で取り寄せをお願いしていて、取りに行った時についでに店員さんにこの8月号の取り置きをお願いしたのですが、雑誌のため入荷数がわからないので入荷数がわかる日を教えていただき、その日に予約して下さいと言われました。で休憩中に予約し、発売日に無事購入。
今月の更新は月末になりそうと書いていましたが、今日は休みだったので。

この記事を書いている途中、号外が入り、安倍晋三元首相が亡くなった。
丁度昼頃TVを見ていた時に速報で銃弾で撃たれ搬送されたのは知っていたのですが、やはりこの日本でこんな事件が起きたことに衝撃を受けました。

今日のBGM

坂本龍一■Out Of nOise.jpg


坂本龍一■CASA-2.jpg


坂本龍一「Out Of nOise」
MORENBAUM2/SAKAMOTO「CASA」



新潮2022年08月号

新潮2022年08月号

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2022/07/07
  • メディア: 雑誌



out of noise(数量限定生産)

out of noise(数量限定生産)

  • アーティスト: 坂本龍一
  • 出版社/メーカー: commmons
  • 発売日: 2009/03/04
  • メディア: CD



カーザ

カーザ

  • アーティスト: MORELENBAUM2/SAKAMOTO
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/07/25
  • メディア: CD



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坂本龍一■新潮2022年7月号 [書]

坂本龍一■新潮2022年7月号
●2022.06.22

買い損ねた。

新潮2022年7月号.jpg

 
発売日はわかっていたのだが、買うのに勇気がいった。
買うと当然読むので、わかっていてもショックを受けるだろうなぁ、と思っていた。でもやっぱり買おうと思って職場の近くの書店に行ったら、売り切れ。重版が決定したとの情報があったので、予約しようと思ったら、これまた、締め切っていた。
でしょうがないから、プレミア値段の物をポチってしまったがな。ポチッたけど、読むの勇気いるなぁ。

そうそう坂本龍一ってほんっと大量の物を発表しているので、全部は買えていない。オリジナルCDは買っているけど映画音楽やオーケストラのは未購入分も結構ある。DVDは意外と買っても見なかったので追加では買っていなかったのだが、2年前の自粛期間に期間限定でライブDVDを公開していたので当然観たのですが、DVDも欲しくなってしまった。で購入した。

2022.06.21■坂本龍一DVD●1.jpg


大貫妙子との「UTAU LIVE in TOKYO」と「playing the piano Europe 2009」真ん中のは数量限定のブックレット付のです。今迄は映像物は画面の前から動けないので、多分CDばかり聴いていたが、最近はゆっくり映像を観る気なったってことかな。まぁ映画はPCで観る事も多かったので慣れたのかもしれない。今回購入したDVDは癌に罹患する前だったので、今ほど痩せていないので安心して見れます。

来月はスコラのドビュッシーにしようかな。スコラには教授やその他の人が解説とテーマに沿って選曲したCDも付いている。ドビュッシーは総合監修は教授だが、選曲は浅田彰さんと小沼純一さんのようです。クラッシックは最近聴くようになったとはいえ殆ど無知に近いのでこういうのから情報を得て今後の参考にしている。以前購入したバッハに関しては、元々バッハだけは子供ころから好きだったので、色んな楽器や演奏家のCDを購入していたので馴染みもあったが、他のはどうでしょうね。

チマチマと買い足しているのには理由がある。車のローンが終わったので、今月はPCを買い替えてしまった。今までのPCはVAIO一筋だったのですが、今回は違います。富士通のFMV。パイオニアのスピーカーが一体化しているデスクトップにした。結構な値段したから分割払いにした。前回は突然クラッシュしたのであまり選択の余地がなかったのですが、今回は車のローンが終わる前から目をつけていた機種で、近所のEDIONでずっと置いていたのですが、最近はディスプレイされていなかった。で店員さんに聞いたら、取り寄せはできるとのことで、姉も機種違いで一緒に購入してしまった。大画面で中々迫力あります。でもね、問題が一つある。今回購入したDVDなんかもそうですが、画面が良すぎて、DVDだと、ちとボケてしまう。Blue-Rayはむちゃきれいなんですけど。今月の9日に届き、何だかんだとちょっとずつ使いやすいように設定したり、アプリ入れたりしていたら、今月の更新も月末近くになってしまった。来月はセールが始まるので来月も更新は後半でしょう。

コモンズマート→https://www.commmons.com/commmonsmart/index.html





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再読■京極夏彦■ヒトごろし [書]

再読■京極夏彦■ヒトごろし
●2022.03.23

先日より再読したかったが、勇気と根性がなく再読していなかったが、解決方法をみつけた。
勇気と根性がなぜ必要かというと、なんせ、重い。発売当初は読みたい一心で重くても持ち歩いて読んでいたんですけどね。
解決方法は

京極夏彦■ヒトごろし-4.jpg


文庫本を買った。
上下巻で分冊だし、重さも半分以下のはず。上下足すと厚さは変わらない様子ですが、持ち歩きには適度の重さになりました。

京極夏彦■ヒトごろし-5.jpg


以前の記事にも書いていますが、こちらの土方像は面白い。

https://sunshine25.blog.ss-blog.jp/2018-02-22

去年、映画『燃えよ剣』を観る為に司馬遼太郎の『燃えよ剣』を久し振りに再読し、そしてもう一度読み、京極・土方から司馬・土方に上書きしていた。映画も観たし、再上書きというか、読みたかっただけですが。2018年に読んでいるようなので、あれから4年。筋力も低下しているし、持ち歩き用に分冊はいいですねぇ。
最近読んでいたのは怖がりな癖に、読むのは好きなホラー系が続いていた。

2022.03.23■本7冊●1.jpg


2022.03.23■本7冊●2.jpg


手前4冊はホラー・ミステリーに分類されている類です。
内藤了のよろず建物因縁帳もこの『隠温羅』で完結しました。そして新しいシリーズ警視庁異能処理班ミカヅチ『桜底』も発売されました。『桜底』、これ面白いので、今後が楽しみです。
真ん中2冊は、井上雅彦監修の異形コレクション『蠱惑の本』、本にまつわった話のアンソロジー、『魍魎回廊』はホラー・ミステリーアンソロジーと銘打って、京極夏彦、高橋克彦と私の好きな作家2人が入っていたので購入。右の『ケミストリー世界史』はタイトル通りの化学の世界史というか成り立ちや歴史です。
今日のBGMは

RAVEL--DEBUSSY■The-Budapest-String-Quartet■弦楽四重奏.jpg

ブダペスト弦楽四重奏団『Debussy &Ravel Strings Quartets』と

Peter Gabriel■Security.jpg

Peter Gabriel『Securty』


文庫版 ヒトごろし(上) (新潮文庫)

文庫版 ヒトごろし(上) (新潮文庫)

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/09/27
  • メディア: 文庫



文庫版 ヒトごろし(下) (新潮文庫)

文庫版 ヒトごろし(下) (新潮文庫)

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/09/27
  • メディア: 文庫



隠温羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)

隠温羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)

  • 作者: 内藤 了
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/12/15
  • メディア: 文庫






ホラー・ミステリーアンソロジー 『魍魎回廊』 (朝日文庫)

ホラー・ミステリーアンソロジー 『魍魎回廊』 (朝日文庫)

  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2022/03/07
  • メディア: 文庫



蠱惑の本 (異形コレクションL)

蠱惑の本 (異形コレクションL)

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2020/12/09
  • メディア: 文庫



ケミストリー世界史 その時、化学が時代を変えた! (PHP文庫)

ケミストリー世界史 その時、化学が時代を変えた! (PHP文庫)

  • 作者: 大宮 理
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2022/02/02
  • メディア: 文庫



ドビュッシー&ラヴェル:弦楽四重奏曲集

ドビュッシー&ラヴェル:弦楽四重奏曲集

  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2012/10/03
  • メディア: CD



Peter Gabriel 4: Security

Peter Gabriel 4: Security

  • アーティスト: Gabriel, Peter
  • 出版社/メーカー: Real World Prod. Ltd
  • 発売日: 2010/09/28
  • メディア: CD



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柳田國男■遠野物語 山の人生 [書]

柳田國男■遠野物語 山の人生
●2022.02.09

20220209■柳田國男■遠野物語 山の人生●1.jpg


柳田國男■遠野物語 山の人生

古本屋で購入した分。遠野物語は持っているのですが、「山の人生」の方を読みたくて購入。
遠野物語や遠野物語のネタ元の佐々木喜善、京極夏彦の「巷説百物語」シリーズにも山で暮らしている人々の話が出てきます。なので、興味があった。
目次紹介します。
一、山に埋もれたる人生あること
二、人間必ずしも住家持たざること
三、凡人遁世のこと
四、稀に再び山より還る者あること
五、女人の山に入る者多きこと
六、山の神に嫁入すということ
七、町にも不思議なる迷子ありしこと
八、今も少年の往々にして神に隠さるること
九、神隠しに遭いやすき気質あるかと思うこと
一〇、小児の言によって幽界を知らんとせしこと
一一、仙人出現の理由研究すべきこと
一二、大和尚に化けて廻国せし狸のこと
一三、神隠しに奇異なる約束ありしこと
一四、ことに若き女のしばしば隠されしこと
一五、生きているかと思う場合多かりしこと
一六、深山の婚姻のこと
一七、鬼の子の里にも産まれしこと
一八、学問はいまだこの不思議を解釈しえざること
一九、山の神を女性とする例多きこと
二〇、深山に小児を見るということ
二一、山姥を妖怪なりとも考えがたきこと
二二、山女多くは人を懐かしがること
二三、山男にも人に近づかんとする者あること
二四、骨折り仕事に山男を傭いしこと
二五、米の飯をみやみに欲しがること
二六、山男が町に出で来たりしこと
二七、山人の通路のこと
二八、三尺ばかりの大草履のこと
二九、巨人の足跡を崇敬せしこと
三〇、これは日本文化の未解決の問題なること
山人考

以上が目次です。
目次だけでも結構想像出来るような内容です。
昔の人は今の様に情報が入らないので自分が見た事を他人に話す時、理解してもらおうとする気持ちから大げさな表現も多かったのではないかと思います。こういう本を読みたがるくせに現実的な私は、
赤ら顔の髪が白い大男→北方面だからロシアの血が入った外人?とか、
大きな草履→雪道を歩くかんじき?
騙されたことを認めたくなくて狸や狐につままれた。
とか夢もない様な事を考えながら読んでいました。でもね、大変面白かった。
昔はこの状態を理解するべき知識や情報がなかったので、自分が理解できるように狸や狐、妖怪として納めたんだろうなぁ。人間ってストレスを溜めないように、脳が色んな方法で納めてしまっている。
でもね、こういう昔の話って、今みたいに便利な物がないから、自分たちで工夫した色んな道具なんかも記されているので、それも相まって面白い。
柳田國男も最後に書いていましたが、山で暮らしていた人々も、時代と共に里の人達と同化したり、子孫が断絶したりしたのではないかと思います。
この本と一緒に「遠野物語」のネタ元、佐々木喜善の「聴耳草紙」も購入していたので、読むのが楽しみです。岩手県出身の方で、柳田國男と出会い、民俗学に転じた方です。

2022.01.29■柳田國男 他●1-1.jpg

この本を読み時のBGMがなぜか

RADIOHEAD■A MOON SHAPED POOL.jpg


RADIOHEAD■A MOON SHAPED POOL
が合った。


この記事、実を言うと1月に書こうと思っていたのですが、1月の半ば頃より目の調子が良くなくて、PCを長時間見るのが辛かった。症状としては、目がシバシバ、少しヒリヒリ、近くは見えるが遠くははっきり見えない。その直後、右目だけ飛蚊症が急に増えた。最初目が赤くなってたりしたので結膜炎?とか思っていたのですが、普通の時もある。さすがに飛蚊症の増加は気になって姉に話したら「あんた、それはヤバいで。すぐ眼科に行きや」と言われ、少し前姉が眼科で貰って来た飛蚊症の冊子をくれたので、読んでみたら、老化?もしくは失明の危険もある網膜剥離??それはヤバいと思って眼科に電話したら、診療が終わっていて繋がらず。翌日は休診日。その次の日仕事中に予約電話をしたら、「早い方がいいので今日来れますか?」って言われたけど、仕事中だったので、翌日の朝に予約を取って行きました。
結果、最初の症状はドライアイによる結膜炎。今迄長年コンタクトレンズ装着していたがドライアイと言われた事がなかったので、油断していました。で職場の乾燥もひどく、結膜炎になっていたそうです。
飛蚊症の方は、老化が原因の硝子体剥離でした。眼球の中のゼリー状のものが液体化する症状らしいです。これは老化の症状なので治療はできないようです。特に私の様な強度の近視の場合、若年でもなることがあるようです。私は若年ではないのですが、他の方より早くなったようです。飛蚊症も調べてくれましたが、結構多い状態らしい。(他人の状態は私にはわからないのでね)。「慣れてください。少し減る場合もありますので」と言われました。
で、結局結膜炎も酷くはない様で、ドライアイの点眼薬だけ処方されました。
今後又飛蚊症が急に増えたら、すぐ来てくださいとも言われました。今回は老化現象でしたが、今後もそうとは限らないので、「失明したくなかったら、すぐ来てくださいね」だそうです。




遠野物語・山の人生 (岩波文庫)

遠野物語・山の人生 (岩波文庫)

  • 作者: 柳田 国男
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1976/04/16
  • メディア: 文庫








A Moon Shaped Pool [国内仕様盤 / 解説・日本語歌詞付] (XLCDJP790)

A Moon Shaped Pool [国内仕様盤 / 解説・日本語歌詞付] (XLCDJP790)

  • 出版社/メーカー: XL RECORDINGS / BEAT RECORDS
  • 発売日: 2017/08/11
  • メディア: CD



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聴耳草紙 (ちくま学芸文庫)

聴耳草紙 (ちくま学芸文庫)

  • 作者: 佐々木 喜善
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2010/05/10
  • メディア: 文庫







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京極夏彦■巷説百物語 帷子辻 [書]

京極夏彦■巷説百物語 帷子辻
●2021.11.26

中々進まない“巷説百物語”シリーズのまとめですが、全部は無理そうなので抜粋しています。
今日はこの『巷説百物語』の表装の裏にある“九相詩絵巻”に関連する話です。

京極夏彦■巷説百物語 帷子辻●角川書店.jpg


まず九相詩絵巻ってなんやねん?って思いますよね。
Wiki→ 九相図(くそうず、九想図)とは、屋外にうち捨てられた死体が朽ちていく経過を九段階にわけて描いた仏教絵画である。 名前の通り、死体の変遷を九の場面にわけて描くもので、死後まもないものに始まり、次第に腐っていき血や肉と化し、獣や鳥に食い荒らされ、九つ目にはばらばらの白骨ないし埋葬された様子が描かれる。九つの死体図の前に、生前の姿を加えて十の場面を描くものもある。九相図の場面は作品ごとに異なり、九相観を説いている経典でも一定ではない。

京極夏彦■巷説百物語 表装裏●角川書店.jpg


この表装の裏の絵巻は個人蔵の物と記載されていました。内容は物語でわかりやすく説明もあります。
写真はわざとはっきりわからないように廊下で太陽光で透けさせて撮影しました。この図を養老孟司さんが紹介していたそうで、それを紹介していた
http://www2u.biglobe.ne.jp/~itou/deki/dekixx/acontentX28.htm

●帷子辻(かたびらがつじ)
京洛の西に帷子辻と呼ばれる辻がある。
東に太秦、北は広沢、北東は愛宕常盤、西に嵯峨化野。
真実か虚構かはわからないが、その昔、嵯峨帝のお妃橘の嘉智子・檀林皇后がお隠れになる前に、死して後我が亡骸は、弔いもせず埋めもせず、辻にうち捨て野に晒せと言い遺された。その意志は唯一つ、無常の二文字を体現せしめるためなりということ。
万物は縷縷変化して止まることなく、人生も人体もただ虚しきもの、永遠なるものなど何もなしと、世に知らしめるためであった――というのである。
生ある時の皇后は類なき麗人で、恋に惑いて仏心を忘れたる愚か者も世の無常を感得し成仏の方便となるであろうとの信心深きお心の現れと伝えられている。その腐る様、朽ちて行く様、消ゆる様、禽獣に喰わるる様は、色に惑い香に迷うた輩どもを多く導き救った。
そのご尊骸を捨てたるが帷子辻だというのである。
ただ、ご尊骸が朽ちたるその後も―――。
如何なることか、この帷子辻に折節に女の死骸が忽然と現れ、犬鳥に食まれるさまが見える事があったという。
辻が無常を覚えたか。無常が辻に衍った(はびこった)か。

嵐山の端、訪れる者すらいない破れ御堂の板の間の上に、白帷子に行者包みの御行の又市と、剃髪し、墨染めの法衣を纏ってはいるが、凡そ真っ当な僧侶ではない、鬼でも飲み込んだような不敵な面構えの無動寺の玉泉坊という小悪党が一巻の絵巻物を覗き込んでいた。
有り難い絵やがな――玉泉坊は言った
「これは靄船の野郎に頼まれて、さる有名な門跡に頭下げて、大枚叩いて借りてきたもんやさかいな、汚さんといてくれまへんか」
又市は顔を顰めた。絵巻には女が描かれている。しかしその女が生きているのは最初の一図だけである。
俗に九相詩絵巻、小野小町壮衰絵巻などと呼ばれるものである。
要するに死後の人体が土灰に帰す迄の九つの相を描いた絵巻物なのである。
これが有難ぇのかいと又市は問うた。
玉泉坊は「こりゃ世の無常を説いておるのんや」
情け知らずのほうやない、常ならむの方だと。
「世の中てぇのは移り変わるモンやっちゅうことを表す絵ェだ。こないな飾り立てた綺麗なおなごも、死ねば腐る。膨れて、蛆が湧いて、犬に喰われて骨になる訳や。時が経てば美も醜に転ずる。美醜は同じモノなんや。変わらんと美しいモノなんぞない、色は移ろうものやから、そないな果敢なげなものに心を囚われるんは愚かや、とそういう絵やな」
「この手の絵はな、九相図いうてな、九相詩いう古い漢詩があるんやが、それを絵にしたもんなんや。・・・・紅粉の翠黛(すいたい)ただ白波を綵る(いろどる)のみ、男女の淫楽互いに臭骸を抱くっちゅうやつやな。ええか人は死ねば九つの相を示す。その最初の絵は生前の相や」
次にその横の、筵に寝かされ、白帷子を掛けられた女の図を示した
「これが死んですぐやな。新死の相や。まあ死んでる訳やから顔色は悪いわ。病で死んだもんなら生前から衰えるやろうしな。――これやと寝てるのと変わらんやろ」
「――恩愛の昔の朋は留まりて尚あり、飛揚の夕魂(せきこん)、去って何処にかゆく、という訳や。生前の面影があるよって、こりゃ中々見切れぬわい、そうやろ」
未練や執着やと入道は言った。更にその横の絵を示した。
腫れあがり、皮膚も毒色(ぶすいろ)に変色している。顔相も様変わりしており六腑爛壊して棺槨(かんかく)に余ると、まあこうなる訳やな」「好いて焦がれて慕った相手でも、こうなったら終いやろ」と玉泉坊。次の相は肌の色は益々黒くなり、皮のあちこちが破れ始めている。眼球も流れ出している。見苦しい事この上ない。
「骨砕け筋壊れて北郡に在り、色相変異して思量し難し。腐皮悉く解く青黛の貌、膿血忽ち流る爛壊の腸—――っちゅう訳や。人は高潔なもんかもしれへんけど人の躰ゆうのは不浄なもんやさかいな、この相に至ってもその不浄が顔をだしよる。続いてこれが肪乱の相や—――」
「白蠕身中に多く蠢蠢たり、青蠅(しょうじょう)は肉(ししむら)の上に幾許か営営たり―――もう汚らわしいだけのものやな。風が臭気を二里三里も運びよる。不浄そのものといった体や。しかしな、こりゃ人にとっては穢らわしいだけのものやがな、禽獣にとっては格好の餌やで―――」
玉泉坊は隠れていた絵をさらした。
狗などの獣や鳥、鷹などが骸に群がり、腐乱した屍体を貪り喰っている図である。
「噉食(たんしょく)の相いいますねん。飢犬吠嘷(きけんべいこう)貪烏群衆すということですわ。餌やな。人の尊厳もかけらもありまへんわ。でもな、犬をあさまし思うたらあきまへんな。これが犬にとっては当然のことですねん。・・・」
更に絵巻を捲った。
「ほれ、これは青瘀(せいお)の相やな。絵巻によってはこれが先に来ることもおますが、この絵巻はこの順や。見てみ。もう顔は髑髏や。肉ももう殆どないわな。残った皮も空しいもんやで。この後はもう、骨しかあらへん―――」
入道は巻物を最後まであける。
「これは骨散の相や。しゃりこうべやで。皮張っててこそ男女の差はあるがな、こうなってしもうては男も女も況してや別嬪も醜女もおもへんわ。で最後は古墳の相や。骨も散ってしもうてもう塵芥やで。五蘊は元より皆空しかるべし、何によって平生この身を愛すや。・・・」

●生前の相
●新死の相
●肪脹の相
●血塗の相
●肪乱の相
●噉食(たんしょく)の相
●青瘀(せいお)の相
●骨散の相
●古墳の相
玉泉坊による関西弁での九相図の説明です。関西弁に関してはネイティブ大阪人の私に喋らせるともっとクセのある物言いになりそうですけど。

玉泉坊は又市が何か様子が変だと感じ、引っ掛かりがる様なら聞かせろと。
又市は何年も前に会った女の話をした。
江戸で会った婆ァの話だった。
色狂いで男なしでは一夜もいられない女。老いさらばえても斑に白粉塗りたくって、皹割れた唇に紅を引いて、夜な夜な男の袖を引いていた。夢を見ていた。てめえは若くて綺麗だという夢を。又市は現実を見せた。そして、女は首縊って死んだ。それが肪脹の相のように浮腫んで、涎垂らして。又市は
「無理に揺さぶって、水かけて頬叩いて、目ェ醒まさせたっていいこたねぇ。この世はみんな嘘っぱちだ。その嘘を真実と思い込むからどこかで壊れるのよ。かといって、目ェ醒まして本物の真実見ちまえば、辛くって生きちゃ行けねぇ。人は弱いぜ。だからよ嘘を嘘と承知で生きる、それしか道はねえんだよ。・・・・」
そこでこざっぱりした身なりの靄船の林蔵と花の載った箕を頭に載せた女が立っていた。

靄船の林蔵は表向きは帳屋を生業とする小悪党である。
河内木綿を烏袖に折り、黒の掛け襟、三巾の前掛けに御所染めの細帯—――。都の花売り—――白川女の装束の横川のお竜を二年程前くらいから組んでいる身内と紹介した。

儲け話ではないが、礼金は出る仕事の話をした。本来なら林蔵の仕事だが、手に余る上、林蔵は明日から他の仕事で長崎に行くので、代わりだった。戻ってからでは遅いらしい。
去年の夏、太秦の先の帷子辻に女の腐乱死体が突如出現した。死後十日や二十日ではなく、目玉は抜け腸は溶け、髪の毛ばかりが雀の巣みたいに、まるで血塗の相のように。往来に腐る迄放置されたのではなく、死骸は腐った状態で捨てられていた。林蔵は語った。
一年前の夏—――。
帷子辻に腐乱した女性の屍体が投棄された。
屍体の状態は著しく悪く、顔相も体格も判ったものではなかったが、衣服などから判断するに低い身分の女でないことは慥かだったそうである。貧しい身なりの遺体だと不審な点があろうと行き倒れで済まされるが、武家の妻女の出で立ちであったため京都所司代、奉行所も放っておく訳には行かなかったそうである。
身元は程なく、京都町奉行所与力、笹山玄蕃の妻女さと、が骸の姓名だった。
さとは事件の二月程前に行方がわからなくなり探索が続けられていた。
事情があった。
さとは拐された訳ではない。殺害された訳でもない。
さとは二月程前に流行病で他界していた。拐されたのは生きたさとではなく、さとの屍体だった。
荼毘に付される前に煙の様に掻き消えてしまった。そんな折の出来事だった。
与力笹山玄蕃は変わり果てた骸に縋って只管に泣いたという。
その年の暮れ、再び帷子辻に女の骸が捨てられたのである。
矢張り死後二月以上経っていようという腐乱死体であった。
やがて――櫛や根付などの持ち物から、祇園の杵の字家の志づのなる芸妓のなれの果てであった。
志づのは二月半前から生きたまま行方がわからなくなっていた。が周囲は、身請けされて何処か余所に行ったもの――と誰もが思っていた。失踪の直前に置き屋の方に志づの名義でまとまった金子が届いていた。しかし志づのの遺体は姿を消した日そのままの格好だったらしい。死因は扼殺と思われた。志づのの場合はすぐに殺害され一定期間隠され腐敗を待って捨てられた。
そして春。三度帷子辻にかた骸が横たわった。
三つ目の骸は一層損傷が激しく、顔面などは半ば白骨化していた。身許は守り袋から、東山の料理渡世由岐屋下女、とくであった。死因は矢張り扼殺のようであった。
そして―――
「一昨日、また―――ですねん」
又市は絵巻を示した。
「最初の奥方が血塗、次の芸妓が肪乱、それで下女が青瘀の相だったんだろ。段々酷くなる。ここまできちゃァ後は犬に喰われるか骨になるだけじゃねぇか。その辻に—――骨でも散らばっていやがったか」
林蔵は
「そうやない。今回はな、まだマシやな。見つかったのは白川女――花売りやな。花売りのお絹というてな、ええ娘やった。真面目でな、世話好きで。なあ――お竜」
「・・・お絹は確かに死後数日どこかに隠され、いきなり帷子辻に捨てられた。捨てられはしたがな、お絹は殺された訳やないのんや」
お絹は自害や。—――林蔵は言った。
「—――首ィ吊ったんは間違いない。梅の木ィにぶる下がってんのを何人も見ておるんやから。慌てて降ろそとしてな、巧く行かへんさかい応援呼びに行って、その隙に消えたんや。辻に置き去りにされた時もな、縄がそのままついておったよって」
又市は
「・・・・いったい何を助けりゃいいんだ。真逆下手人捜せというんじゃねぇだろうな」
「そうやない。下手人は大方見当ついてんねん」

帷子辻の怪異は連日続いた。
夕刻・・・・それは忽然と現れた。
筵の上に横たわった女の死骸である。
死骸であることは一目でわかった。青黒く浮腫み、蠅が群がり蛆が生き、時には臓腑を犬が啖っていたからである。
しかし通報を受けた役人が駆けつけると既に骸は消えている。多くの物が見ている。調べてみても痕跡もない。
翌日も同じようなことが起きた。
矢張り同様な刻限、同様の目撃者が出て、役人が駆けつけると消えていた。
一計を案じ五日目には奉行所の同心数名が張り込むことになった。
しかし―――
慥かに死体は現れたのだ。ほんの一瞬、張っていた全員が目を逸らした隙に―――それは現れた。
聞いた通り蠅が集蝟って(たかって)いる。臭気も物凄い。
その付近にはただ門付けの托鉢僧が居るばかりであり、その僧は骸が現れる前からそこにいたのだった。念のため問い質したが埒もなかった。

「その坊主が儂や」玉泉坊はそう言った。
考え物の百介が帷子辻までの道すがら玉泉坊より鞍馬や叡山、蓮台野、化野、それぞれの様子や供養の事を聞いていた。
「つまり――無常の地である小倉山方面への入口でもある帷子辻なら、そうした幻覚が湧き出るのは寧ろ当然だと――そう仰りたいのですね」
百介は幽霊話だと思い大阪からやってきていたが、又市たちの仕掛けだった。
玉泉坊は小悪党の顔に戻って言う。
「ひゅうどろなんて芝居だけのもんやで。あんさんかて国中歩いて本物に遭うたことないんでっしゃろ?そんなもんあらへん。でもな、あってもええ。あって欲しいというのが人情でっしゃろが。こないな古い町に住んでおりますとな—――そういう気ィになって来る。特に帷子辻辺りは余計そうや。せやから又さんの仕掛けも不自然にならんかったんやないかと、儂なんかはこう思いますわ。もしや本物やないかと思うこともある」
「本物の――幽霊ですか」
お竜が化けておるだけやけどな―――と、入道は言った。
「あれはな、儂かて驚くわ。あれ、わざと腐汁を顔に塗って蠅を呼び蛆を這わせ、獣の腐肉を肚に仕込んで犬に喰わせてな。徹底してますやろ。大体出るのは逢魔刻やし、傍に寄ればまあ危ないとこですけどな、気持ち悪うて誰も近づきはせんのや」
今では、暮六つ過ぎれば犬の仔一匹いない。
「人が誰も来なくなっても—――続けているのですか」
「ただこの下手人は一筋縄で行く相手とちゃうような気もしますのや」
百介は遺族に対する嫌がらせと感じた。遺族を苦しめる以外の意味はないように。
玉泉坊によると奥方の死骸盗まれた笹山という与力は、人格高潔にして清廉潔白、情に篤く不正を憎むちゅう、今の世の中然然いない役人だそうだ。なので―――嫉妬、追い落としの線か?
その与力、今では愛しい愛しい奥方に先立たれ、参っていた。焼くのも埋めるのも我慢が出来ない程に。ようやく葬る決心した矢先、盗まれ、野晒しにされた。もう廃人同様だそうだ。ほとぼりが冷めた頃に思い出すような事件が起きる。もし嫌がらせとしたら大成功だ。
しかし亡くなった奥方が所司代のお偉いさんの娘だった。舅が――最愛の伴侶の亡骸を辱められた苦悩、余人には計り知れず、その心中を慮るに憐憫の情抑え難し—――休職扱いとなっている。
そんな甘い処遇でも他の者も文句が出ないのは人徳のようで、寧ろ周囲から同情を買っている。それに二人目以降は何の関係もない女だ。
「本当に関係ないのですか」と百介
志づのという芸妓は地味な女であったらしく、地道に稼ぐ質で杵の字家でも浮いた存在で、身請けの話は誰も信じなかった程で青天の霹靂だった。相当の金子は届いたようだが、相手は不明だった。
次に殺された下女は由岐屋という料理屋で侍もよく行く店で、与力同心も行っていたが、下女までは・・。
最後の白川女に到っては首吊っている。花売り仲間の話では死ぬような理由はなかった。いずれにしても堅物の与力とは結び付かない。

辻は―――淡昏かった。
そこ既に、生者の住まう場所ではなかった。
むうと気が凝った。
そして――そこに。
骸が現れた。
それはどう見ても遺体としか見えなかった。勿論、ぴくりとも動かなかった。臭気も酷かった。誰もが目を覆い、鼻口を抑えて立ち去るであろう。酷い有様である。
四半刻、そのまま転がっていた。そして、人とあやかしの区別もつかぬ、逢魔刻が訪れる。
人影が注した。
酔漢の如く、左に揺れ、右に傾き乍ら骸に近寄っていき、骸のの傍らに到って止まった。侍は詫びているのか、腰が抜けたのかのように土下座でもするように顔を下げた。
侍は息を吸っていた。胸一杯に。
侍は嗚咽を漏らし始めた。しかしそれは悲しみの声ではない。悦んでいる。
—――お絹、どんなに崩れようと、腐ろうと、拙者は—――。
りん。鈴が鳴った。
又市は言った
「今宵はお絹が迷うて出ました。旦那様も――罪なお方じゃ」
侍は顔を骸の帷子に擦り付ける。
そして、お絹は身分が違う、情けを受けるは有り難いが、玩ばれるのは真っ平御免と申したと。
又市は
「絹は上古(いにしえ)の檀林皇后宛らに――身を以て知らしめたのでござりまするな」
侍は腐汁を啜り
「――拙者の気持ちは真実じゃ。仮令どんな姿になろうとも、変わるものではないのだ。・・・・」
「・・・諸相は無常というも理。色即是空と誦える(となえる)もまた理。凡て空なりというたところで、凡ては空という理自体は不変のものだ。ならば、ならば同じく、情愛思慕の念もまた――不変のものではあるまいか—――」
侍も最初は疑った。妻への思いを疑い、試したのだった。
「試した。自分が惚れておるのは何なのか。好いているのはどこなのか。拙者は確かめたかったのだ。立ち居振る舞いに惚れておるのなら、命消えたところで断ち消えよう。上辺外見に惚れておったなら――朽ちれば立ち切れよう。魂に囚われておるのなら、中庸を過ぎれば気も収まろう。だが――」
「いつまで待ってもまるで衰えなんだ。拙者は—拙者の気持ちは本物なのだ。拙者は真実妻を愛しく想うておったのじゃ」
御行はすうと鈴を翳した。
「仮令醜く腐り果てても、仮令骨となり散らばろうとも、変わらぬ想いこそ本物だ。生者も死者も関係ない。拙者の想いは本物なのだ。純粋なる、真実の気持ちなのだ。それが証拠に、拙者は三度繰り返し、四度目もまた—――」
又市は
「勝手でござります」
「絆なんてモノは生者の中にだけあるもの。死者にゃそんなモノ御座居ません」
「死人はモノでやす。だから腐る。骸は塵芥や糞と変わりのねぇ、不浄なモノに過ぎねぇんせ御座居ますよ。美醜の違いも男女の違いも、些細なことで御座りましょう。しかし」
「黄泉津比良坂の話では、伊邪那岐神は黄泉津醜女、黄泉軍、八柱の雷神を躱しなって逃げ帰られ、冥界への道――黄泉津比良坂を千引の石を以て引き塞えたという、神世のお話に御座ります。・・・」
又市は侍に何故伊邪那岐神は逃げ帰ったのか聞いた。侍は真実の想いがなかったと言い、拙者は違うと。しかし御行は
「浅はかなり」愚かなり、愚かなりと。屍体はモノだ。人に魂はないと嗤った。
「況してや冥界などというものはない」
一方的な妄執は女達も堪らないと。が、厭う必要もない。と。伊邪那岐神は醜い妻が嫌で逃げ帰ったのではない。追われて逃げたと。醜い姿を見られた伊邪那美神が怒ったからだと。
「見るなと言うたのに、見たからで御座います」
「…死して後、きちんと送り届けなければ礼儀知らず。死者にも尊厳がございます。旦那様、見られたくない姿を見られて悦ぶ者はおりませぬぞ。己が醜く腐って行くことが、一番嫌な死者自身。その恥ずかしき己の様を一番見られたくない相手こそ、心底好いた—――お前様であった筈」
嘘と思うなら尋けと。
腐った女は白目を剥いて、爛れた唇を悸かせた(わななかせた)。
「吾に辱見せつ」
侍は骸の傍らで腹を切って果てた。


ここから先は種明かしなので、本を買って読んでください。
まぁ、amazonも楽天も中々リンクが貼れないように、持っている方が手放さないようで、手には入りにくいようですが、探すのも楽しみの一つですね。
私は備忘録でこれを書いているので、続きはしっかり読みました。
京極堂シリーズと同じで、不思議な事はないという一貫した姿勢です。
不思議な話は読むのが好きですが、ついつい原因を考えてしまいますね。何か物音がしたら、怖いくせに原因を確かめずにはいられない性分なので。(おかげで就寝時は音楽をかけて寝る)
そうそう先日面白い物をみつけました。「怪と幽」の裏表紙に荒俣宏さんの自伝の広告があり、購入しました。どういう風に育ったのか興味津々です。今中学時代迄読んでいますが、脱線しまくりで、超~面白いです。荒俣さんも“不思議はない”人ですので、安心して読んでいます。


amazonや楽天のリンクは貼り付けようとしても在庫がないようなので、ジュンク堂のリンク貼り付けますね。

■巷説百物語(角川文庫)→https://honto.jp/netstore/pd-book_02336178.html




妖怪少年の日々 アラマタ自伝

妖怪少年の日々 アラマタ自伝

  • 作者: 荒俣 宏
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2021/01/29
  • メディア: 単行本







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