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蔦屋重三郎■関連本 [書]

蔦屋重三郎■関連本
■2024.02.23

今年の大河ドラマ、面白く見ております。あの時代はあまりわからないので余計に面白く感じるのかもしれない。『源氏物語』も読んでいないのよねぇ。誰の訳本が読みやすいかしら。又気が向いたら探して読んでみようかと思っています。(昔漫画で読んでいるのみ)

今年のも面白いのですが、来年の大河も楽しみにしております。
蔦屋重三郎、江戸の版元ですね。

2024.02.23■蔦屋重三郎 戯作絵本●2.jpg


あまりにも後世に残る戯作者、絵師に関わっているので、嫌でも目に留まる名前でしたからね。以前より興味はありました。で、来年の大河ドラマにという事で色々な本が出ております。

最初、吉森大祐『蔦重』を読んだのですが、1日で読んでしまい物足りなくなり、他のを検索。で引っかかって増田晶文『稀代の本屋 蔦屋重三郎』を購入。

増田晶文■稀代の本屋 蔦屋重三郎●草思社文庫.jpg


一応、読み終わったのですが、登場人物や、戯作の作品名が多く、中々進みませんでした。増刊『歴史人』は少し前に購入していたので、人物相関図や別名等が掲載されていたので、それも確かめながら読んでいました。

2024.02.23■歴史人 人物相関図●1.jpg


なんせ戯作名が多く、これ、どんな本やねん?と多々思っていた所、偶々近所の本屋でちくま学芸文庫の『江戸の戯作絵本』をみつけて、即購入。
①と②を買ったのですが、3月10日に③が出るようです。表紙のタイトルが①は“戯”、②は“作”の文字が赤文字になっているので、③は“絵”なのかな?それだと4冊迄出そうですね。
『戯作絵本』は蔦屋重三郎版だけでなく蔦重の先輩鱗形屋孫兵衛版、鶴屋喜右衛門版も掲載しております。原文を読みやすく活字に替え、もちろん絵も付いており、解説もあるのでわかりやすいです。おかげで本筋の方の本に中々戻れない時も多々あります。

2024.02.23■戯作 江戸生艶気蒲焼●1.jpg


2024.02.23■戯作 江戸生艶気蒲焼●2.jpg


↑は山東京伝の代表作『江戸生艶気蒲焼』

メインの登場人物は
蔦屋重三郎:版元、狂歌師(蔦唐丸)
鱗形屋孫兵衛:版元
山東京伝:戯作者、絵師(北尾政演)、煙草屋(岩瀬醒、通称:伝蔵)
朋誠堂喜三二:戯作者(道陀楼麻阿)、狂歌師(手柄岡持)、武士(平沢常富)
恋川春町:戯作者、絵師、狂歌師(酒上不埒)、武士(倉橋格)
喜多川歌麿:絵師
太田南畝:狂歌師(四方赤良)、狂詩(寝惚先生)戯作者(山手馬鹿人)、武士出身(号は蜀山人)
勝川春朗:絵師(葛飾北斎)
幾五郎:戯作者(十返舎一九)
瑣吉:戯作者、読本作者(曲亭馬琴、滝沢馬琴)
東洲斎写楽:絵師、能役者の斉藤十郎兵衛(という説が有力)

時代は田沼意次時代~松平定信時代。
元々生まれは吉原(多分両親が吉原での仕事をしていた)だった。
始まりは先輩版元、鱗形屋孫兵衛の出していた『吉原細見』から入り、鱗形屋の失策により、入れ替わるように頭角を現し、通油町で「蔦屋耕書堂」という本屋を開き、数多の本を開板。
なので、黄表紙本、狂歌本、吉原で栄華を誇る時代から、寛政の改革で倹約時代に入り、当然の如く出版統制取り締まり対象となり、身上半減。起死回生を狙い、病(脚気)と闘いながら、短くも濃い人生を送った話です。



文庫 稀代の本屋 蔦屋重三郎 (草思社文庫 ま 1-4)

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  • 作者: 増田 晶文
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2019/06/06
  • メディア: 文庫




歴史人12月号増刊 蔦屋重三郎とは何者なのか?

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  • 発売日: 2023/11/28
  • メディア: 雑誌




江戸の戯作絵本 1 (ちくま学芸文庫 コ-10-22)

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  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2024/01/13
  • メディア: 文庫




江戸の戯作絵本 2 (ちくま学芸文庫 コ-10-23)

江戸の戯作絵本 2 (ちくま学芸文庫 コ-10-23)

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2024/02/13
  • メディア: 文庫



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