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本棚の一角 『夢野久作』 [書]

( ̄. ̄)ノ”こんちわぁ~♪

今週は私の好きな作家の紹介をします。

   【夢野久作】

         

1889年(明治22年)1月4日生まれ  

 福岡県の日本右翼の大物杉山茂丸の長男として生まれる。本名は杉山直樹。財産家の祖父母の家で育てられる。小さい頃から能や中国古典を学ぶ。修猷館から兵役後慶應義塾大学文学部に入学。大正2年退学。大正4年出家、雲水として諸国巡り。この頃より文学活動始める。大正6年弟が亡くなり懇願され家に戻り、7年結婚。大正9年に新聞記者、その傍らに作家活動、農園経営。大正14年博文館に応募した『侏儒』が選外佳作、翌15年『新青年』より『あやかしの鼓』でデビュー。その後数々の作品を発表し、1936年(昭和11年)3月1日自宅で急死。47歳の生涯だった。

※夢野久作とは福岡の方言で「夢想家」って意味らしい。

代表作として有名なのは『ドグラ・マグラ』。私も初めて夢野を読んだ作品。

ここで紹介しようと読み返そうと思って本棚を探すと・・・ない!・・・??・・・どうしたんだろうと・・・思い起こせば・・・友達に貸したまんま返ってきてなかったぞ。確か貸したのは10年位前で彼女はその後実家に帰って結婚してる。・・・もう捨てられてしまったかな??

わざわざ探そうと思ったのは、私の持っているのは現代教養文庫の本だったので、本屋でよく見かける角川文庫のとは装丁が違うので、お見せしようと思ったんですね。角川文庫の装丁も退廃的なイメージで好きなんですけどね。

取り敢えず現在我が家にあるものの装丁をお見せしますね。

    

     ↑三一書房のですね。中々おどろおどろしいですが・・・。

これねぇ、ネットとかで探しても“現在購入できません”ってのが多かったので、黄ばんだ表紙で恥ずかしいんだが、ここでお見せしようと思ったんです。これ、確か6巻くらいまであったんだけど、私の持っているのは1,2巻のみ。続き買ってなかったんだと・・・今頃後悔しとります。購入したのは10年以上前だもんで、買っていない理由は忘れちった ``r(^^;)ポリポリ

裏も何とも言えないよ~

       

(o・。・o)ホーッ 消費税が入ってるって事は平成に入ってから買った物だな。

他に所有してるのも表紙がなんとも言えない雰囲気が出てるので

              ↑現代教養文庫のです。

現在角川文庫やちくま文庫からも色々出ておりますので、機会があれば本屋で見てみてちょ。 

 私が読んだのは小説がほとんどなんですが、その他色々書いてました。新聞記者時代の

夢野久作全集〈2〉

夢野久作全集〈2〉

  • 作者: 夢野 久作
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1992/06
  • メディア: 文庫

 は以前紹介しました。

 『ドグラ・マグラ』は有名なので読んだ方も多いと思いますが、私のお薦めは

あやかしの鼓―夢野久作怪奇幻想傑作選

あやかしの鼓―夢野久作怪奇幻想傑作選

  • 作者: 夢野 久作
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: 文庫


裏表紙の紹介より

鼓造りの男が思い焦がれた女性へ、嫁ぐ時に贈った自作の鼓。その音色は尋常とは違い、皆を驚かせた。それは恐ろしく陰気な、けれども静かな美しい音であった・・・・・・。夢と現実とが不思議に交錯する華麗妖美な世界。


夢野久作の作品はかなり“狂気”が入っているものが多く感じますので、多忙な時や精神的に疲れているときはお薦めしないですぅ。

その他

ドグラ・マグラ (上)

ドグラ・マグラ (上)

  • 作者: 夢野 久作
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1976/10
  • メディア: 文庫
ドグラ・マグラ (下)

ドグラ・マグラ (下)

  • 作者: 夢野 久作
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1976/10
  • メディア: 文庫
  • 少女地獄

    少女地獄

    • 作者: 夢野 久作
    • 出版社/メーカー: 角川書店
    • 発売日: 1976/11
    • メディア: 文庫

等など数々の作品がありますので、興味の持った方は読んでちょ。

あ、そだ晩年の写真もみっけたので、

         

・・・・えらい長いたばこだにゃ~(半分はきせるかしら?)・・・(* ̄_ ̄)


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コメント 14

masa63

「ドグラ・マグラ」と沼正三の「家畜人ヤプー」は代表的な日本の伝奇小説ですもんね。といいつつ、ドグラマグラは途中で断念しているんです。(笑)
by masa63 (2006-01-22 15:26) 

マコちん

修猷館は、例のK君が通ってる高校でっせ~!
K君は、この方の後輩なんだな。
方言で、夢想家って意味?この方の名前は、どう読むの?
頭の中ので、博多弁がぐ~るぐる・・・。
恥ずかしいかな、一冊も読んだ事ないわ。
古本屋で探してみるか。
by マコちん (2006-01-22 17:09) 

ちぇぶらさん

 こんばんは。(^_^) 夢野久作大好きですよ、今でも自分にとって大事な作家ですね。小学生の時、最初に読んだのが『あやかしの鼓』で、それから全集を読みました。澁澤龍彦、沼正三、江戸川乱歩...こういったあたり、私の中では同じ不思議ワンダーランドの作家で大好きですよ♪(*'_'*)
by ちぇぶらさん (2006-01-22 17:39) 

モバサム41

写真は…見ない方が良かったかもしれませんね(笑)
ま、澁澤も、みうらじゅん似でトホホですが…
by モバサム41 (2006-01-22 21:35) 

yubeshi

はい、その名前だけでnice!です。
…ブーン…ブーン・・・・・・・ブーン・・・・(以下略)
by yubeshi (2006-01-23 00:27) 

masugi

こんばんは。私も高校生の頃、「ドグラ・マグラ」にハマっていました~。
でも、今思い出そうとすると、延々と続く「チャカポコチャカポコ…」しか
出てきません(笑)。また、読み返してみたいです☆
by masugi (2006-01-23 00:36) 

kenken23

うーん、名前は知ってるんですが読んだことないですね~。
早速探して読んでみます。
by kenken23 (2006-01-23 02:20) 

ホニャ

あじゃ?ここコメント欄変わってるな?長いぞ??
初めによ 表紙見て うへぇ おどろおどろしいな、、、って思ったら 華龍ちゃんも 同じ事書いてたー ハハハ
全部の表紙見てもどれもおどろおどろしいな そういう書き方もしてるのな
わしね、狂気の本読むと 本当に自分もおかしくなっちゃうの(すごい感化される)でも、名前は覚えておこ〜〜っと
by ホニャ (2006-01-23 09:28) 

華龍

((((o ̄. ̄)o ・・・オヨヨ・・・夢野久作の記事ってけっこうみんな飛ばしちゃうのかと思ったらたくさんコメント入れてくださってたのね。
皆様、 アリガト♪(*^・^)/チュッ♪

>tanamasa63さ~ん
(-"-;) ウッ・・・私、「家畜人ヤプー」・・・読んでないんよなぁ~・・・。
今度読みます!!
意外だったわ。たなまささん、「ドグラ・マグラ」読んでると思ってたの。
でもねぇ、「あやかしの鼓」の方が読みやすいかもしれないので、暇な時でも読んでみてちょ~。

>マコち~ん
お~、イケメンK君、修猷館なんだ~。(んで、これって、“しゅうゆうかん”って読むんかい?)この人はだねぇ、“ゆめのきゅうさく”って読むんだわ。博多では言わないの?私は本からの情報なんで確かなことはわからないんだけどさ。  ま、暇な時でも古本買って読んでみてちょ。 かなり不思議な感じだぜぃ。

>ちぇぶらさ~ん
ちぇぶらさんも好きなんですかぁ?小学校で全集を読んだ・・・ってのはすごいですねぇ。(私は小学校時代・・・本は読んでいないので・・・)
でも、不思議ワールドの作家、私も大人になってからですけど、大好きです。

>モバサム41さ~ん
(⌒▽⌒)アハハ!・・・確かに・・・写真はねぇ~(特に晩年?)
澁澤龍彦のみうらじゅん・・・(* ̄m ̄) ぷ!
ウチは姉が嫁入り前澁澤龍彦にかなりハマってて、私はこっそり借りて見てました。

>yubeshiさ~ん
(⌒▽⌒)アハハ!・・・そうだった、そうだった。・・・・・ブーン・・・・・ブーンだったね。再度買い直すか・・・。

>masugiさ~ん
お、こちらは高校生の頃ですか?みなさん学生時代から色々なものにハマってますねぇ。私も久々に読み返したいんですよぉ。(現在我が家にはなかったので・・・買わないと・・・)

>kenken23さ~ん
名前は覚えやすいので聞き覚えあるかもしれませんね。
手始めは短編から・・・ってのが入りやすいかもしれません。

>ホニャっち~~~
へっ?コメント欄長いの?windowsで見たら普通だじょ?macだからかな?
(⌒▽⌒)アハハ!・・・私心霊写真とか、ホラー、スプラッターはまったく駄目なんだが、イラストや小説は“怖いもの見たさ”が勝っちゃうのよ。
想像力、描写力が超~~~貧困だからさ、わりと平気。そのかわり、リアルなのはぜーーーーーーったい!!!見ないも~~~~ん。
ありゃま、感化されちゃうの?感受性が豊かな証拠だよ。
私なんか、図太い上に、鈍いおかげで・・・・。
by 華龍 (2006-01-23 22:28) 

学生時代に夢野久作にハマってル友人がいましたが、その時はあんまり気になりませんでしたが、今こうしてみると興味深いですね。
by (2006-01-23 22:34) 

マコちん

修猷館は、「しゅうゆうかん」で正解よ~ん!
やっぱ、きゅうさくさんなんだね・・・博多弁って言うから、「くさ?」かと思った。最近の博多弁と、年寄りが使う博多弁って、違うから、昔の言い方なんかな?
年寄りの博多弁は、ちんぷんかんぷんな言葉もあるからね。
by マコちん (2006-01-24 00:08) 

華龍

>たろうさ~ん
けっこう学生時代にハマってる人いるみたいねぇ。
大人になってから、読むのもいいもんよ。
いつかは挑戦してみてちょ~。

>マコち~ん
おぉ、そかそか、あってたのね。
難しい字だからさぁ、誰かに聞きたかったのよぉ。
ふむふむ・・・やっぱ年寄りとは言葉が違ってきてるもんなぁ~。
by 華龍 (2006-01-26 01:45) 

smottty

tanamasa63さんと同じく「ドグラ・マグラ」と「家畜人ヤプー」は
同時期に気になって、同時期に読みました。
ついていけないなーというのが正直な感想なのですが、
後者はいま漫画化もされています。
時代を超越した作品、そんな感じですね。
by smottty (2006-02-03 10:42) 

tommychan

おひさっ(^^)v
お仕事どうでっか?私もそろそろ探さないとなぁ^_^;
今日は、とても良い本にめぐり合えたので教えてあげようと思って!
ベストセラーになってるから知ってるかも知れへんけど、
リリー・フランキーの「東京タワー オカンとボクと時々オトン」。
何か本読みたくて、ベストセラーやからとミーハーな気持ちで買ってみたんやけど、すごく素朴で笑えて、そして感動したよ。きっと誰もが持ってる心の内が描かれてると思う。ちょっと大切にしてみたい本になりました。
機会があれば、ぜひ、ぜひ、ぜひ読んでみてちょ!
そして、機会があれば、ダンサー・イン・ザ・ダークも見てやぁ~(酔わないようにね)
それじゃ、また!連絡待ってるよん(^_-)-☆
by tommychan (2006-02-05 21:24) 

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