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辻村深月■凍りのくじら [書]

辻村深月■凍りのくじら

まだ何冊かしか読んでいないのですが、結構好きな作家さんです。映画の「ツナグ」の原作や2018年の本屋大賞の「かがみの孤城」を書いた方です。
何年か前に本を読む前に辻村さんのインタビューを動画で見ていて、興味があったので、それがきっかけで読んでみました。

きっかけの動画(V6の「ガチャガチャv6♯14)
https://youtu.be/dPx105NFaE8

見た目は特別目の引く方ではなく、街中で見かけても作家さんとは思えない雰囲気です。実際プライベートは余り公にはしていない様です。現在は結婚されて、子供さんも居るようです。話している内容は潔い感じだし、作家になるべくしてなった様な方です。この動画の中で話していたのが“ドラえもん”と“綾辻行人”さんが大好きとの事。作品もファンタジーとミステリー。すごく読みやすくきれいな文章で、内容も引き込まれてしまいます。インタビューで話している時も感じましたが説明も上手でわかりやすい。文章がスラスラ出てくる方なんだろうな。と感じました。この中で紹介されていた1冊が「凍りのくじら」。
辻村深月■凍りのくじら●講談社文庫.jpg


ドラえもん好きを公にしたくて(お礼がしたくて)章タイトルがドラえもんの道具名になっています。

辻村深月■凍りのくじら-目次●講談社文庫.jpg

私自身は今迄ドラえもんにすごく興味があったわけではないのですが、辻村さんの話している様子やこの話を読んでしまった後は、「ドラえもん、最初から読んでみたい」と感じる程。
話の内容はファンタジーではないです。結構シリアスな内容です。
写真家二代目芦澤光(理帆子)の高校生の時の周りに対する冷めた感情や、冷めてはいてもまだまだ人生経験も少ない高校生が大丈夫という思い込みから大変な事態へと発展してしまい、本当は冷めてはいない感情を一生懸命絞り出し、成長して、写真家の父の名を継ぎ二代目なった過程のお話です。(ファンタジーの味付け有り)
読んでいる時ハラハラしたり、弁当食べながら読んでいて涙流しそうになったりと、11月は色々と忙しかったので体が疲れていたのに、ガッツリ話の中に入り込み、ストレス解消にもなりました。
そうそう、このインタビューで辻村さんが話していた中に綾辻行人さんの「十角館の殺人」を読んでビックリして本を本当に落としてしまい、その後意味もなく歩き回った。願い後事が一つ叶うのであれば、今迄読んだ綾辻さんの作品の記憶をなくし、最初からもう一度読みたいと話していました。
そういや私「十角館の殺人」持っていた。読んでいる。手から落とすような内容だったっけ?と思い、もう一度読んでみようと本棚から探し出してきて、2日前から読んでいます。
辻村さん、ごめんなさい。私すっかり内容忘れています。(今のところ)途中で思い出すかもしれませんが、辻村さんの望み通りの状態です。辻村さんがどこで本を落としたのか楽しみにしながら読み直しています。
綾辻行人■十角館の殺人●講談社文庫.jpg


綾辻行人さんの“館シリーズ”、おもしろくって揃えた記憶が・・・。



凍りのくじら (講談社文庫)

凍りのくじら (講談社文庫)

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/14
  • メディア: 文庫




十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

  • 作者: 綾辻 行人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/10/16
  • メディア: 文庫




ツナグ (新潮文庫)

ツナグ (新潮文庫)

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/08/27
  • メディア: 文庫




かがみの孤城

かがみの孤城

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2017/05/11
  • メディア: 単行本



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