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京極夏彦■書楼弔堂 待宵 [書]

京極夏彦■書楼弔堂 待宵
■2023.01.24

今月の6日に発売されました。

2023.01.24■京極夏彦 書楼弔堂 待宵●1.jpg


セールの初日だったので、帰りに買うのは無理だろうな。時間的にも体力的にも・・・と思い昼の休憩中にジュンク堂に行きました。発売日なのに、見つけられず、店の方に聞いてしまった。まだ並べる用意中でカートに乗っていたので、見つけられなかっただけだった。で無事購入。
でも、セールで体力消耗しているので、重いのを持ち歩いて読む勇気がなく、体力が少し回復してから読み出しました。面白くて、一気に読んでしまいました。今回の視点人物は幕末の武人と予想はついていたが、新選組の生き残り?斎藤一は警察官になっていたはずだから、甘酒屋の爺になる?いや、でも、かなりの使い手の様な感じだし、永倉新八は改名して北海道に移っていたはず・・・等と最後まで考えながら読んでいました。ま、途中私の想像していた人物が登場してしまい、最後まで「誰やねーん!!」とドキドキしながら読みました。

今回の表紙、私でも知っているオーブリー・ビアズリーの『ヨハネとサロメ』ですね。
1冊目の『破暁』は月岡芳年が出ていたので、芳年の『幽霊之図 うぶめ』。

2023.01.24■京極夏彦 書楼弔堂 破暁●1.jpg


今回はイラストレーターが登場するからビアズリーだったのかしら。
それと、2冊目『炎昼』、話に出てくる『小公子』だろうとは予想できるのですが、描いたのは誰だろう?と思い検索してみたのですが、結局『小公子』の昔の本(検索したら和綴じの写真が出ていた)で同じ構図のはあったが、この本の表紙の絵はわからず仕舞いでした。

2023.01.24■京極夏彦 書楼弔堂 炎昼●1.jpg


この書楼弔堂のサイトがあるのですが、
『書楼弔堂』シリーズ
https://lp.shueisha.co.jp/tomuraidou/index.html
これによると、このシリーズは、朝、昼、夕、夜となっているとの事。
本の流通や状況などをテーマにしているらしい。
『破暁』は明治20年代半ば。
『炎昼』は明治30年代
『待宵』は明治30年代後半
次の夜で明治40年代の今の本の流通状況に近くなる様子。
次のは楽しみですが、これで終了するのは寂しい。

2023.01.24■京極夏彦 書楼弔堂●1.jpg


面白い本は何度も読みたいので、持ち歩き用に文庫も購入しています。文庫の装丁も結構好きです。
『待宵』を読み終えたら、また最初の『破暁』から読み返しています。

2023.01.24■京極夏彦 書楼弔堂 文庫●1.jpg


上記のサイトに載っていたのですが、今回の『待宵』の視点人物、『ヒトごろし』に登場していたようなので、『ヒトごろし』もまた再読します。(何回でも読んでしまう)







文庫版 書楼弔堂 破曉 (集英社文庫)

文庫版 書楼弔堂 破曉 (集英社文庫)

  • 作者: 京極夏彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/12/22
  • メディア: Kindle版




文庫版 書楼弔堂 炎昼 (集英社文庫)

文庫版 書楼弔堂 炎昼 (集英社文庫)

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: 文庫











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