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山下達郎■It’s A Poppin’Time [音]

山下達郎■It’s A Poppin’Time

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先日からこのアルバムが聴きたかったのですが、LPレコードでしか持っていなかった。レコードプレイヤーはあるのですが、姉が出戻ってきた時に(一挙に4人増えた)プレイヤーの置く場所に困り、使っていない部屋の片隅に置いたまま、接続していないので、聴けない(泣)。接続すりゃいいのですが、それはそれでスピーカー等も設置しないといけないので、又置く場所に困るので・・・。
で、CDを買いなおしたのですが、デジタル・リマスター+ボーナストラック2曲もあり、それはそれで良かったかな。で、久々にレコードも出してきて並べて比べてました。

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このアルバムは1978年5月25日リリース、2枚組です。多分買ったのは高校生の時だと思います。達郎で初めて買ったのは確か『moonglow』(1979年)だったのと、2枚組は中学生のお小遣いでは買えなかったはず。高校生になってアルバイト代が入るようになってから色々欲しいアルバムも買えるようになったのでねぇ。もうね、覚える程聴きました。久し振りに聴いても、次がどんな曲でどんな音なのかも、しっかり記憶していました。今でもカッコイイ。達郎の声がいいのは当然ですが、バックミュージシャン、コーラスも豪華、これ。
山下達郎:Lead Vocal & Electric Guitar
村上“PONTA”秀一:Drums
松木恒秀:Electric Guitar
坂本龍一:Keyboards
土岐英史:Alto Sax & Soprano Sax
伊集加代子:Background Vocal
吉田美奈子:Background Vocal
尾形道子:Background Vocal
というメンバーです。

中に入っていた解説の内容はwikipediaに書かれていました。
It’s A Poppin’ Time→https://ja.wikipedia.org/wiki/IT%27S_A_POPPIN%27_TIME

Disc1
01■スペイス・クラッシュ(Space Crush)
この曲のみスタジオライブだそうです。コーラスは達郎の多重録音。後々有名になった達郎のアカペラです。達郎だけではないのは、特徴的な吉田美奈子の声が聞こえるので何人かで作った多重録音なんでしょうね。
02■雨の女王(Rain Queen)
この曲のSaxのソロ、カッコいい。
03■ピンク・シャドウ(Pink Shadow)
バックグラウンドのコーラスもすごいけれど、珍しく教授のローズピアノが聴けます。
04■時よ
吉田美奈子の曲ですね。この曲、確か美奈子のコンサート見に行った時、確か伴奏無しで歌っていた気がする。(かなり前なので記憶は曖昧ですが)いい曲です
05■シルエット(Silhouette)
色っぽいSaxから入る曲です。
06■ウィンディ・レイディ(Windy Lady)
この曲、すごく印象的で、私にとって達郎=Windy Ladyっていまだに思う位です。
07■素敵な午後は
この時代らしい曲。解説曰く、コンパクトで素晴らしい演奏。というのは納得。
08■ペイパー・ドール(Paper Doll)
解説ではシングル用にレコーディングしたが、「売れない」とボツにされた。と書いていますが、私はすごく好きだったんですけど・・・。この曲もピアノはローズ弾いていますね。それもかなりジャジーな感じで。
09■キャンディ(Candy)
歌詞が吉田美奈子ってすぐわかります。
Disc2
10■エスケイプ(Escape)
解説曰く、その頃よく「シティ・〇〇〇」という言葉が溢れていて、その言葉への反発から出来た曲との事。この曲のピアノソロはすごくその時代らしいソロです(多分アドリブ演奏?)。ライブらしいギターソロ、ドラムもカッコいい。
11■Hey There Lonely Girl
ルビー&ロマンティックスのカバー曲。達郎の見事なファルセット・ヴォイス(裏声)で始まります。この時代ファルセットがほとんどいなかったから差別化にいいと思ったらしい。こんな見事なファルセット・ヴォイス、今でもpopsでは少ないと思うなぁ。
12■ソリッド・スライダー(Solid Slider)
元々即興を考慮して作られた曲だそうなので、演奏者によって雰囲気が変わるのを楽しんでいるらしい。『Spacy』に収録されているらしいが、『Spacy』は持っていないので、聴き比べが出来ないのが残念。この曲のピアノもローズですが、このライブの頃の教授はフュージョンっぽいというか、ジャズっぽい演奏が多い。
13■サーカス・タウン(Circus Town)
ライブでのラストの曲だったようです。達郎らしいメロディです。
14■MARIE
後々有名になる達郎の一人アカペラ曲。アカペラ曲で締めたかったようです。昔聴いていた当時大好きだった曲です。この曲のアカペラが好きで後々『On The Street Corner』を発売日当日にレコード屋さんに自転車で駆けつけて買った記憶がある。
<ボーナストラック>
15■ラブ・スペイス(Love Space)
今迄聴いていなかったトラックです。収録時間の都合上入れる事が出来なかったようですが、ライブの1曲目だったそうです。1曲目からぶっ飛ばしていますね。メンバー紹介とソロが入っているのですが、教授のソロはクラッシック出身とは思えないソロです。
16■YOU BETTER RUN
ラスカルズのカバー曲。20分以上あるので、やはり収録の都合上、入らなかったそうです。ベース・ソロ、ドラム・ソロありです。

久し振りに聴いて満足しました。懐かしい感じの曲もあるけれど、今聴いてもカッコいい。これが録音された当時はまだ達郎の一般的な知名度が高くなかった時だったので、コストの事等も考えた末のライブハウス録音だった。当時達郎は25歳。私は何がきっかけだったのかは憶えていないけれど『moonglow』から聴くようになったのですが、音楽雑誌で紹介されていたのを憶えているので、その前に知っていたんでしょうね。爆発的なヒットはやっぱりマクセルのカセットのCMの『Ride On Time』のヒット。コンサートは一度見に行きました。大阪フェスティバルホールで後ろから2列目だった。まだ竹内まりやと結婚する前だったけど、ゲストで途中からコーラスで登場したのを憶えています。山下達郎のコンサート一覧を調べてみたら、多分1982年の1月だったようです。


IT'S A POPPIN' TIME (イッツ・ア・ポッピン・タイム)

IT'S A POPPIN' TIME (イッツ・ア・ポッピン・タイム)

  • アーティスト: 山下達郎
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/02/14
  • メディア: CD




このアルバムには教授も参加しています。まだYMOのデビュー前です。渡辺香津美の“KYLYN”にも参加している頃です。教授は変化していく人なので、その時代ごとに色々な顔があり、このアルバムの頃はフュージョンやジャズっぽい頃です。『KYLYN』でもローズのピアノ弾いています。この頃以降は弾いているのを私はあまり知らない。これを書いていて思い出した『KYLYN』もすごく好きなアルバムなので、また紹介します。

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